【合格】LPIC101/102、201/202、300/303/304【対策】

資格

・LPICの資格を取りたいんだけど、どう勉強したらいいんだろう

・勉強法とか、対策とか、ないんだろうか

・なんか効率的な勉強法があるとうれしんだけどなぁ

LPICの取得を目指す人に向けて、勉強法、対策、オススメ参考書をまとめました。

LPICに合格した認定者には、以下のような認定証カードがもらえます。
あと、紙の認定証ももらえます。

2011-2012年頃に当時LPIC資格を全て取得しました。最新の参考書などを見ましたが、問題の傾向や対策はずっと変わってないです。

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当サイト管理人のLPIC取得の前提

管理人(ユーゾウ)は情報系学部出身ですが、コンピュータグラフィックスや音声を扱っていたので、プログラミングはよく知っていましたが、ネットワークは全く勉強していませんでした。

ネットワーク技術について学んだのは社会人になってからです。


研究室や授業ではTurbolinuxを使っていたので、vimでのC言語プログラム作成やコマンドを打つ感覚は知っていましたが、ネットワークプログラミングをしたこともなかったので、TCPやUDPプロトコルって用語は全く知らなかったです(汗

文系出身の方も、しっかり勉強すれば合格している人がたくさんいます。


IT業界やメーカー志望の学生は、是非学んでおくべき分野です。


「システムエンジニア、プログラマー」を目指す人、「組み込みソフトウェア開発」がしたい人にとって、Linuxは欠かせない技術なので必須の学習分野でしょう。


PHP、HTML/CSS、JQuery等を扱うWEBエンジニアにとってもWEBサイトを提供しているバックボーンのサーバを意識できるようにするためにもLinuxの基礎知識を取得しておくのが良いでしょう。

LinuC(リナック)とLPIC(エルピック)の違い

LPICの勉強方法等を紹介する前に、まずLinuCとLPICの違いについて説明します。
LPIC関連のワードでググると、LinuCのサイトも良く登場します。

・LinuCは、LPI-JAPANが提供する日本版のLinux技術の認定資格
・LPICは、グローバルに運営しているLPIが提供するLinux技術者の認定資格


僕がLPICを取得した当時はLinuCというのはありませんでした。
LinuCは2018年2月頃から受験が可能となった資格だったので。


グローバルに対応という意味では、LPICの取得の方が良いです。
LinuCは試験範囲もLPICとほぼ変わらない内容で試験を受けられるし、LPICと同等ですが日本での認知に留まるので、資格アピールとしてはLPICがお勧めです。


他にも、「LPICはスコアと合否判定のみ」であったのと比べて、「LinuCは項目別スコアも知らせてくれる」ので、LinuCの方がより技術者を育成するサポートが強いです。

そもそもLinuxってなに?

WindowsやMac、Android、iOSは知ってるけど、Linuxって何?って方は読んでください。

Linuxというのは、OS(オペレーティングシステム)の一種です。
OSにはWindows、MacOS、Android、iOSがあるようにLinuxもその一つです。

特にLinuxはLinux系OSの総称で、具体的にはLinux系OSには「CentOS」、「Fedora」「Ubuntu」、「RedHat Enterprise Linux」、「OpenSUSE」等の様々な種類のOSがあります。

なんでこんなにOSに種類があるの?って思うかもしれません。

それはLinuxがオープンソースで提供されているので、誰でも開発することができるOSだからです。


オープンソースとは、しっかりとした定義がありますが、誰でも見れて、無保証、改造等ができるプログラム(=ソースコード)のことです。

みんな自分が使いやすいOSとしてカスタマイズして、それをWEBに公開したら、どんどん広がっていきました。

なかには、RedHatのように商用化されているものもあります。


Linux系OSをざっくり分けると、以下2つに分けられます。


ポイント!

① RedHat系OS

② Debian系OS

RedHat系OS、Debian系OSにて共通したコマンドもたくさんありますが、
ツールのダウンロード、インストール等を行う「パッケージ管理コマンド」が異なります。

RedHat系OSでは、RPM形式によるコマンドを利用して構築を行います。
RPM形式のコマンドには、rpm、yumコマンド等が使われます。
CentOSはRedHat系です。


Deiban系OSでは、Debian形式によるコマンドを利用して構築を行います。
Debian形式のコマンドには、dpkg、apt-getコマンド等が使われます。
UbuntuはDebian系です。

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LPICの基礎固め・勉強方法・オススメ参考書

それでは、本ページの本題であるLPIC取得に向けた基礎固め・勉強方法・オススメ参考書について紹介していきます。

LPIC取得に向けた勉強では以下の3つがお勧めです。

ポイント!

① 教科書で勉強

② 問題集で勉強

③ 実機操作で練習

①、②は当たり前っちゃぁ、当たり前です。

基礎固めに僕がお勧めするのは、茶本です。
文字は多いですが、中身が詰まっているので詳しく情報が載っているためです。

Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応
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Linux教科書 LPICレベル2 Version4.5対応
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Linux教科書 LPICレベル3 300試験 Version1.0対応
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対策については、黒本(問題集)をお勧めします。
無駄なページがなく、黒と白のシンプルな色使いで、何周も解いて頭にインプットすることができるので黒本をお勧めします。

ただ、LPIC101/102の最新試験Verison5.0で黒本が出ていないので、LPIC101/102は以下の白本の問題集が良いです。

Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集 Version5.0対応
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徹底攻略LPIC Level2 問題集[Version 4.5]差分対応
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徹底攻略LPI問題集Level3[300]対応
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徹底攻略 LPIC Level3 303 教科書+問題集[Version 2.0]対応
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徹底攻略LPIC Level3 304教科書+問題集[Version 2.0]対応
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上記の問題集で十分資格は取れました。
ただ、心配な方はPing-tとクラムメディアの問題にも挑戦すると良いです。


Ping-tのサイトはこちら
無料で101試験のWEB問題を解くことができます。
有料のプレミアムコンテンツで102/201/202/300/304に対応しています。
非常にリーズナブルなサイトで、Cisco試験の際にはお世話になりました。


クラムメディアのサイトはこちら
問題の的中率が
高いですが、お値段も少し高いです。


そして、特にやった方がいいのは③の実機操作で練習です。
実機操作による感覚を養うことが大切です。
教科書に載っているコマンドを実際打ち込んでみて、動作を確認したりすると良いです。


実機操作の練習方法には、「VMware Workstation Player」もしくは「VirtualBox」をインストールします。
次に「VMware Workstation Player」もしくは「VirtualBox」で動作する「CentOS」や「Ubuntu」をインストールすることで、実機での操作ができるようになります。

VMware Workstation PlayerとVirtualBoxについて

「VMware Workstation Player」と「VirtualBox」というのは、WindowsやMac上で仮想的に別のOSを動作させるためのソフト(ハイパーバイザー)です。

通常パソコンを購入するとWindows等のOSがインストールされていますが、初期状態でパソコンにインストールされているOSを「ホストOS」と呼びます。

ホストOSとVMware Workstation Playerがどのような構造になっているかというと以下のようなイメージになります。

また、ハイパーバイザーは大きく分けると以下2つに大別されます。

ハイパーバイザーの種類

① ホスト型

② ハイパーバイザー型

VMware Workstation PlayerはホストOS上で仮想的に動作するハイパーバイザーなのでホスト型になります。

一方のハイパーバイザー型というのはホストOSを必要としないタイプになり、VMware vSphere Hyperviosr(VMware ESXi)等が当てはまります。

ハイパーバイザー型は以下のようなイメージになります。

VMware Workstation Playerのダウンロードとインストール

それではVMware Workstation Playerをダウンロード・インストールして仮想的な実機操作環境を作りましょう。

最新版のVMware Workstation Player はこちら

上記リンクをクリックすると以下のページになりますので、「ダウンロードする」を押します。

ダウンロードを押すと、以下の画面になるので、「今すぐダウンロード」を押すと、ダウンロードが開始されます。

ちなみに僕のパソコンは古いCPUを使っているので、最新版をインストールできないため、昔のVMware Workstation Player 12.0を使っています。買いかえたい・・・(泣

インストールは簡単なので、ダウンロードできたらインストールしてください。

VirtualBOXのダウンロードとインストール


VirtualBoxを利用する場合はこちら

VirtualBoxにはCPUの制約がないので最新版のインストールも可能でした。

VirtualBoxの場合は、以下の画面が出るので、大きな画像で表示している「DowonLoad VirtulBox6.1」を押します。

以下の画面が出たら、「VirtualBox 6.1.10プラットフォームパッケージ」の箇所の「Windowsホスト」を押せば、Windows版のVirtualBoxがダウンロードできます。

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CentOS、Ubuntuのダウンロードとインストール

次にCentOSとUbuntuのダウンロードとインストールについてです。

CentOSのダウンロードはこちら

以下の画面が出たら、「CentOS Linux DVD ISO」を押します。

次に以下の画面出ます。

自分の地域に近いサーバを選択した方がダウンロード速度が速いってことを示していますが、日本であれば赤枠で囲んだ理化学研究所(http://ftp.riken.jp)のサーバを押せば良いでしょう。
押すとダウンロードが開始されます。




Ubuntuのダウンロードはこちら

Ubuntuのページに行くと、Ubuntuの「Desktop版」と「Server版」があります。

どちらかお好みの方をインストールして練習してみてください。
Server版だとコマンドプロンプトみたいなターミナル画面だけの操作になりますが、Desktop版だとグラフィカルな画面による操作(GUI)が可能になります。

VMware WorkStaion PlyaerにCentOSをインストール

VMware Workstation PlayerにCentOSをインストールして起動しましょう。

環境はVMware 12.0で行っています。

Ubuntu Serverはインストールに成功しましたが、CentOS 8はインストール時にエラーが発生しました。

「centos 8 section packages does not end with end」ってエラーです。

OSの指定なしでVMを作成した後に、VM設定でCentOS 8 ISOイメージを読み取とる設定を行う必要があります!!!

エラーの文章で、ググると以下の英語のページで対処方法が投稿されていました。
トラブルシューティングの事例は、日本語だけでなく英語でも検索すると良いです。

CentOS 8のインストール時のエラー対処はこちら

VMware Workstation Playerを起動すると以下の画面が出るので、新規仮想マシンの作成を押します。




以下の画面が出るので、「後でOSをインストール(S)」を選択肢、「次へ」を押します。この方法以外はインストールできないようですので気をつけましょう。

以下の画面が出るので、「Linux(L)」を選択し、バージョンは「CentOS 64 ビット」にしたら、「次へ」を押します。

以下の画面が出るので、「仮想マシン名(V)」に適当な名称を入力し、「次へ」を押します。

以下の画面が出るので、そのまま「次へ」を押します。

以下の画面が出るので、「ハードウェアをカスタマイズ(C)」を押して、メモリ容量を拡張します。
デフォルトだと1MBの仮想メモリになるので、インストールに失敗します。

以下の画面が出るので、横のメモリの値を調節し、「閉じる」を押します。

以下の画面に戻り、メモリ容量が拡張されていることを確認したら、「完了」を押します。

以下の画面に出るので、「仮想マシン設定の編集」を押します。

以下の画面に出るので、「CD/DVD(IDE)」を押し、右の欄の「ISOイメージファイルを使用する」からCentOS 8のISOイメージファイルを置いているフォルダ/ファイルを選択します。

入力を終えたら、「OK」を押します。

以下の画面が出るので、「仮想マシンの再生」を押します。

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以下の画面に出るので「Enter」を押してください。

しばらく黒い画面が出た後に、以下の画面出ます。
日本語を選択し、「続行」を押します。

以下の画面に出ます。
VMware Player 1.2のせいか、CentOS 8の画面が見切れてしまいました。。(泣

右の「インスール先」まで見えているところを押します。

以下の画面が出るので、「完了」を押します。

以下の画面に出るので、「インストールの開始」を押します。

以下の画面に出るので、「rootパスワード」を押します。

以下の画面に出るので、rootパスワードを入力したら、「完了」を押します。

以下の画面に戻るので、今度は「ユーザの作成」を押します。

以下の画面に出るのでフルネーム等を入力したら、「完了」を押します。

rootパスワードとユーザの作成を終えしばらくすると右下が「再起動」のボタンになるので、「再起動」を押します。

再起動後、以下の画面が出るので、「Lisense information」を押します。

以下の画面が出るので、左下の「同意」にチェックをつけ

以下の画面に戻るので、「設定の完了」を押します。

以下の画面が出ますので、アカウント名を押して、パスワードを入力し、ログインします。

ログイン後、言語、キーボードレイアウト等聞かれますが、適宜入力していくと、以下の画面になるので、「CentOS Linux を使い始める」を押します。

CentOSが起動しました。デスクトップの画面がこんな感じです。

アクティビティを押すと、以下の画面になるので、黒いウィンドウ「ターミナル」を押してみてください。

以下のようにWindowsのコマンドプロンプトに似た「ターミナル」のウィンドウが開きます。

ここで各種コマンドを入力して練習ができます。

停止する場合は、「shutdown -h now」のコマンドでシャットダウンできます。
GUI操作で、右上の電源ボタンを押してもシャットダウンできます。

色々試してみてください。

まとめ

LPICの資格取得に向けて、以下を行いましょう!!

・茶本でLinuxに関する基礎を固める

・白本、黒本の問題集を解く

・実機で操作の練習をしてLinuxに慣れる!

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