SNAT設定
つまり、ロードバランサの配下にサーバがあるネットワークではなく、ワンアーム構成のようにロードバランサとサーバが同一セグメントにあるときに使う設定であり、 サーバからのレスポンスがロードバランサーを経由せず、直接レスポンスしてしまい、クライアントがパケット受信を拒否するのを防ぐ機能になります。
SNATを設定しない場合、ワンアーム構成だと以下のようになり、クライアントがサーバのレスポンスを拒否してしまいます。
ロードバランサを使用し、ワンアーム構成をとりたい場合はSNATを使いましょう。
◆(例)SNATの設定
Hostname>conf t
Hostname#ter len 0
Hostname#sh run
!Current configuration: 3502 bytes
省略
ip nat pool Vlan_110 172.16.1.201 172.16.1.201 netmask /24
!
省略
slb server SERVER1 172.16.1.202
port 80 tcp
!
slb service-group SERVER_GROUP1 tcp
member SERVER1
!
slb virtual-server V_SERVER1 10.1.1.11
port 80 tcp
source-nat pool Vlan_110
service-group SERVER_GROUP1
!
以下の書籍ではF5社のBIG-IPによる解説になります。
基本的な負荷分散の仕組みについて掲載されているので基礎を固めるのに参考になります。
書籍:【サーバ負荷分散入門】
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