今回は、Udemyの教材「【完全版(前編+後編)】未経験から合格!Cisco CCNA試験対策講座(Packet Tracerの演習も完備!)」を利用してみたので、体験談をレビューします。
この本に興味があるということは、これからエンジニアを目指す人、もしくは駆け出しネットワークエンジニアや初心者の方、はたまたどんなエンジニアを目指すのが良いのか考えている方かと想像します。
エンジニアといっても、色々あって、定義やら表現が色々ありますね。
ITエンジニア
システムエンジニア
フルスタックエンジニア
ネットワークエンジニア
サーバエンジニア
インフラエンジニア
アプリケーションエンジニア
フロントエンドエンジニア
バックエンドエンジニア、
データベースエンジニア
もっと特化してくとJavaエンジニア、Pythonエンジニア・・・など
Webで検索すると色々ワードが出ますね。どんなエンジニアを目指していますでしょうか。
まず結論ですが、読み手の立場・観点によって、いろいろとあると思うので、以下並べます。
・ITに触れるのが初めての方で、ITエンジニア/システムエンジニアを目指す人に、〇!
・CCNA等の資格取得をしつつ、ネットワークエンジニアを目指す人には、〇
・サーバエンジニア等、他のエンジニアを目指している人には、×
です。
理由については以下にスクロールしていただければ、わかるように記載しております。
商品の特徴
ITの世界に関する基礎知識を学びつつ、ネットワークエンジニアとしてのテクニカルスキルを身に着け、Cisco CCNAの資格取得内容を網羅した断然オススメのUdemyです。
Cisco CCNAはネットワークエンジニアとしての基礎スキルに当たりますが、どのエンジニアにとっても覚えておくと良いITの基礎的な内容が含まれており、その内容を習得することで、システム開発におけるスムーズなコミュニケーションが行え、開発の準備・段取りにとても役に立つので、是非取得するのが良いと思います。
2023年11月時点では32セクションあり、前半の3セクションはIP、TCP等の基礎的な学習と実機のシミュレータであるPacket Tracertの導入方法が説明されています。
そこから後半に渡って、座学で知識を学びつつ、Packet Tracertを用いて実機のネットワーク機器に設定することと同じコマンド入力を行って学べる流れになっています。
Cisco CCNAは、Cisco社のネットワーク装置を扱ったネットワークテクニカルスキルを認定するものなので、Cisco機器について学ぶことになります。
Cisco機器だけでいいの?と思われたかは、心配する必要はありません。
市場に出回っているほとんどの製品はCiscoですし、Cisco機器をベースに学んでおいても、他の企業の製品、Juniper、YAMAHA、A10等にも考え方の応用が利きますので大丈夫です。
むしろCiscoを学んでおくことで幅広く対応できるようになれるので、ネットワークエンジニアといえばCiscoは当たり前という世界です。
例えば、CiscoのスタティックルーティングのコマンドってJuniperだとどうなるのか、YAMAHAだとどうなるのかって、探せばすぐにWebで見つかる世の中になっていますので。
この教材は、タイトルに完全版(前編+後編)と書いている通り、前編と後半に分かれたUdemyも販売されています。
ですが、私は断然、完全版(前編+後編)を購入することをオススメします。
なぜなら、内容を全部網羅していて、振り返りで学習したいときも一つのUdemyで全て完結できるため、これ一つ購入しておけば、安心と思えるからです。
メリット(良いところ)
Cisco CCNAの資格取得を目指すための教材になっているため、CCNAの試験内容は網羅されており、丁寧なスライドを用いてとても分かりやすい解説をされています。
座学だけでなく、シミュレータのPacket Tracerを用いて実機操作にも慣れていけるようになっているのがとても良いです。
ITの世界はやっぱり自分で触らないと全く覚えれません。座学中心で頭に知識だけが入っても、いざ実機操作するってなると、あれ?これどうだったっけ?ってなることが多々あります。
実機と同じコマンド操作をシミュレータで学んでおくことで、体で覚えることになるので、手が勝手に動くようになります。
転職においてはCisco CCNAを取得していると即戦力を求めらるため、有利に働きます。
更に実践的になればCCNAの上位資格であるCisco CCNPの知識、資格取得をしていると、どんなシステム開発でも即戦力になることは間違いないでしょう。
デメリット(物足りないところ)
Packet Tracerというネットワーク装置のシミュレータを使ったハンズオンを取り入れていますが、ネットワークエンジニアとして現場で業務を行う上では、シミュレーションを行う題材に物足りなさは感じました。
ダイナミックルーティングを扱う場合のトポロジー(ネットワーク構成)としては、冗長構成(2ルート化)を作って、どちらからでも宛先へ通信できるようにする構成もあるとうれしいなぁという感想です。
ただ、Cisco CCNA試験で出題される実機シミュレーションの設定で必要な内容は抑えています。
Packet Tracerを使って、設定方法の理解では、下記の補完教材セクションで紹介する教材があるため、そちらも購入することで、より理解が深まります。
補完教材(ネットワーク、コンピュータの基礎に関して)
以下のUdemyはPacket Tracerを使って、Cisco CCNA資格取得向けに、各種技術の解説しています。
座学を吸収しやすくるためにも、ハンズオンから始めて楽しもうとなっています。
【超絶入門】CCNA対策 Packet Tracerで学ぶ ハンズオン講座
「【完全版(前編+後編)】未経験から合格!Cisco CCNA試験対策講座(Packet Tracerの演習も完備!)」よりも、ネットワークは少し複雑なものも扱っているので、こちらの購入もオススメします。
上記2つのUdemyと大半の内容がかぶっていますが、回線交換方式の話や、インターネットの世界に関わっている団体のICANNの話も入っており、ハンズオンが無く、座学中心で学ぶことができる教材になります。実施にネットワークの設定を仕事にしないなら、こちらも良いでしょう。
Udemyの教材「ネットワークエンジニアを目指す初心者はここから始めよう!「ゼロから学ぶネットワーク基礎」豊富な図解で徹底解説」
ネットワーク機器にもCPU、メモリ、キャッシュ、ハードディスクなどパソコンと同じ機器・仕組みが組み込まれていますが、そのコンピュータの基礎について深く知れる教材になっています。
コンピュータの中身の基礎が中心でCPU、メモリ、補助記憶、主記憶、レジスタ等が紹介されています。
学生時代は情報系の学科ではなかったけど、社会人になってIT系の企業で仕事をするって方はこちらのUdemyの内容を知っておくと良いでしょう。
ゼロから分かるコンピュータの仕組み【ハードとソフトの動きをイメージできるようになろう!】
ネットワークエンジニアを目指す方に向けて
ネットワークエンジニアを目指す方向けにオススメのUdemy5選を掲載しています。
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