将来費用が高くなるのに、なぜクラウドで開発する必要があるのか。クラウドでないといけないのか。
クラウドを使いたい!
けど、将来的には費用が高いんだよなぁ~。
この案件の企画の納得性をつけるには、どうしたらいいんだろう。。。
将来的に費用が高いことが見込まれているから単純にオンプレにした方が良いって言われそうだね。
でも、そうでもないよ。
多少高くなってもクラウドにした方がいいシステムを紹介するよ。
クラウドのメリットとデメリット
今回は費用が高い場合であっても、クラウドでシステム開発した方が良いケースについて紹介します。
クラウドのメリットと、将来的に費用が高くなってしまうデメリットについて、
以下のページで紹介しています。是非、参考に読んでみて下さい!!
クラウドだから向いているシステムとは!?
クラウドの方がシステムを提供するのに向いているケースが、やっぱりあります。
『ECサイト』は、クラウドで開発する方が良い!!
例えば、『ECサイトを利用するユーザの行動』を想像してください。
楽天市場、Yahooショッピング、Amazon色々ありますね。
今の時代、ネット通販で何でも買えて、非常に便利です。
買いたいときに買いたいものが手に入る。素晴らしいです!!
このようなシステムでは、定期的な通信だけでなく、TVのCMや、番組の宣伝効果で、一気にアクセスしてくる可能性もあるシステムです。
筋トレグッズ、化粧品、掃除用具、パソコン、総菜、お菓子 等、TVで特集された場合を想像してください。
CM、TV効果で、突然アクセスが殺到して、バーストするシステムです。
このようなECサイトはやっぱりクラウド開発の方がいいんです。
なぜなら、オンプレの場合は十分なスペックを確保して、バースト的アクセスにも耐えられるシステムにすることになります。
そうすると普段は不要なぐらい高スペックであって、たまに発生するバーストアクセスのために運用や保守費用が多くかさみます。
いつも高アクセスがあるとは限りません。
低コストかつ適切なリソース配分でサーバを運用し、バースト的なアクセスの時にだけ、耐えられるスペックのサーバにオートスケール(拡張)して、コストを柔軟に調整ができるクラウドが良いです。
低スペックのシステムで運用していてサーバが落ちました!ってなると、ビジネスチャンスを逃し、機会損失になってしまいます。
「頻繁にアプリケーション開発が必要なシステム」アジャイル開発にクラウドは向いている
もう一つ例を挙げます。
「頻繁にアプリケーション開発が必要なシステム(アジャイル)」です。
サービスをリリースしたものの、ユーザからの多数の意見があり、新しいユーザインターフェスの開発・改良が必要になるもの。
ゲームやスマホアプリケーションなんかは、システムを改善し、より面白く・楽しくなるようにカスタマイズが必要になります。
クラウドなら、必要なときに必要なリソースをすぐに補給し、適切なタイミングでシステムの改修が可能です。
これがオンプレで開発していたら、サーバの調達から配線設計、電源設計、ケーブリング・・・ってどれだけ期間が遅くなるでしょうか。ぞっとします。
ユーザはアプリが改善されなくて嫌気がさして、別のアプリに移行してしまうかもしれません。
まとめ
以上、クラウド選定の必然性でした。
・クラウド利用にはメリットもデメリットもあります。
・将来的な費用だけを見るのではなく、提供するサービスの特徴を考慮して、クラウド利用の方が向いていることをアピールして、クラウド選定の必然性を伝える。
オススメ参考書籍の紹介
クラウドにすべきか、オンプレにすべきかの選定では、以下の書籍も参考になりました。
総合的な観点でクラウドorオンプレ選定について述べています。
① データの機密性に応じた、設置すべきセキュリティ機能の選定
② 可用性ランクを考慮して、オンプレ、クラウド開発の選定
書籍:【クラウドグランドデザイン】
他には
・NTTデータの「A-gate」というパブリッククラウド活用を支援するソリューションがあります。
・NECのNEC Cloud Solutionsというソリューションサービスがあります。
クラウドの利用方針について困った場合は、このようなコンサルティングをしてくれる会社に投資するのも手かもしれません。
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