RHCSAの資格を取りたいんだけど、どう勉強したらいいんだろう
・勉強法とか、対策とか、ないんだろうか
・なんか効率的な勉強法があるとうれしんだけどなぁ
RHCSA、RHCEの取得を目指す人に向けて、勉強法、対策、オススメ参考書をまとめました。
RHCSAに合格した認定者には、以下のような認定証がもらえます。
2014年頃に当時RHCSAを取得しました。
当サイト管理人のRHCSA取得の前提
管理人(ユーゾウ)は情報系学部出身ですが、コンピュータグラフィックスや音声を扱っていたので、プログラミングはよく知っていましたが、ネットワークは全く勉強していませんでした。
ネットワーク技術について学んだのは社会人になってからです。
RHCSAを取得する前提においては、LPICレベル1~レベル3(300~304)まで2012年頃までに全て取得し、Linux基礎の学習を終えていました。
また、LPICを取る以前に入社2年目(2011年頃)にRHCE速習コース + RHCE認定試験(2日間)を受講し、見事不合格の烙印を頂くという無謀な挑戦を強いられてました。
当時、ネットワーク系知識に素養の無い僕含めた同僚3人が受験し、見事全員不合格になりましたorz
いや、しかし入社2年目でシステム構築の実務経験も基礎もないのに、合格まで目指すっていうのは絶対無理があったカリキュラムだったと思います。
サーバ構築の勉強ぐらいの気持ちで研修させるか、本当に現場でサーバ構築を何年も実施している人に受験させるべき試験だと思います。
RHCSA/RHCE/RHCA取得は高難易度!!
RHCSA、RHCE、RHCAはRedHat社の資格です。
RHCSA → RHCE → RHCAの順でランク別の資格試験になっており、実機での試験になります。
ちなみにRHCAの取得は以下の5つの試験の取得が前提となっています。
Red Hat® 認定アーキテクト (RHCA) は、Red Hat 認定エンジニア (RHCE®)、Red Hat 認定エンタープライズ・マイクロサービス開発者 (RHCEMD)、または Red Hat 認定 JBoss® 開発者 (RHCJD) で、システム管理者および開発者のリストから選択した Red Hat の最新の追加認定試験の 5 つに合格して維持し、最高レベルの認定を取得しています。
https://www.redhat.com/ja/services/certification/rhca
試験費用も『5万円』という高額な試験になっています。
落ちた時のショックときたら、たまったもんじゃないでしょう。
とにかく、個人で受験するのはオススメしません。
必ず、所属会社からの支援で受けることをオススメします。
しかし、かく言う私は個人受験をし、1回目は受験費用を溶かし、2回目の試験で合格しています。
実はRHCEも受験したんですが、やっぱり難しすぎて受験費用を溶かし、断念しました。
転職を目指すにしても、RedHat社が提供する資格を取得するのは厳しいと思います。
転職でサーバ構築をアピールするなら、実務経験やLinCもしくはLPICの資格で十分でしょう。
RedHat社の資格はRedHat社員のための資格に思えます。
管理人(ユーゾウ)は、当時の敗北を忘れられず、ムキになってRHCSAの合格を目指したにすぎません。
・一文字ミスしただけで期待する動作をしない。
・mountを間違えると、サーバが起動しなくなるというレベルまで発生する試験です。
RHCSAの基礎固め・勉強方法・オススメ参考書
それでは、本ページの本題であるRHCSA取得に向けた基礎固め・勉強方法・オススメ参考書について紹介していきます。
RHCSA取得に向けた勉強では以下の2つのみ
① 実機操作で練習
② ひたすらWebで検索
実機での練習ではVMware Workstation Player や VirtualBoxを使います。
OSにはCentOSで構いません。
VMware Workstation Player や VirtualBox、CentOSのダウンロード、インストールについては以下の記事を参考ください。
僕が受験した当時はRHEL6だったので、chkconfig、serviceコマンドをよく使っていましたが、現在ではRHELもVersionが上がっており、systemctlコマンドが主流になっており、設定ファイルをいじるより、コマンドで全て完結する思想に切り替わっています。
それでも基本は変わらないので、勉強方法に違いはないと思います。
受験者への規約として、どんな試験だったかなどをお答えすることはできないですが、まずは試験範囲を調べましょう。
RHCSA(EX200)の試験範囲はこちら
ちなみにAmazon等で「完全合格RHCE Red Hat認定エンジニア試験対策テキスト&模擬問題集 単行本 」なる参考書がありますが、昔のRHCEは実機試験がなく簡単だったみたいで、こんな参考書がありますが、役に立たないので買う必要はありません。
英語の文章がスラスラ読めるなら、英語版で参考書がありますので、そちらを購入しましょう。
試験の学習ポイントに記載されてる内容から、どんなコマンド、設定ファイルに関することを学べばいいかが分かります。
vi/vimの操作は前提です。
一例に過ぎないですが、以下のようなコマンド、設定ファイルを理解する必要があります。
基本的なツールの理解と使用
・正規表現、grep、ssh、tar、touch、mkdir、rm、rmdir、ln、
シンプルなシェルスクリプトの作成
・bashシェルの記述(if、for 、変数、)
稼働中のシステムの運用
・systemctl、ps、top、cron、journalctl、ftp
ローカルストレージの設定
・dh、fdisk、pvcreate、vgcreate、lvcreate、mkfs、mount
ファイルシステムの作成と設定
・nfs、/etc/exports、lvextend、mkfs、mount
システムのデプロイ、設定、保守
・cron、/etc/crontab、systemctl、ntp、yum、dnf、ログイン時のパスワード修正、カーネルの修正
基本的なネットワーク操作の管理
・ip addr、nmcli、nmtui、ifconfig、/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-xxx、hostname
ユーザーとグループの管理
・chmod、useradd、usermod、groupadd、passwd
セキュリティの管理
・setenforce、getenforce、firewalld、ls、setfacl、getfacl、ssh
コンテナの管理
・podman、skopeo、buildah、runc、
まとめ
RHCSAの資格取得に向けて、以下を行いましょう!!
・実機で操作の練習をしてLinuxに慣れる!
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