久しぶりのブログ投稿です。
ご無沙汰しております。
僕のブログを見る人はほとんどいないと思いますが、細々と運営しています。
今回は、AWS Certified Solution Architect Professional(SAP-C02)を取得したので、資格取得までの道のりを掲載します。
AWS Certified Solution Architect Professionalとは
AWSの資格には様々なものがありますが、
AWS Certified Solution Architect Professionalは、アーキテクト系資格の最上位になります。
基礎であるAWS Certified Cloud Practitionerがあり、アーキテクト系資格には以下2つがあります。
①AWS Certified Solution Architect Associate
②AWS Certified Solution Architect Professional
AWS Certified Solution Architect Associateは既にブログで掲載済みで、
今回はAWS Certified Solution Architect Professional取得に関するノウハウ等を記載します。
前提と勉強期間
まず前提として僕は「AWS Certified Solution Architect Associate」を3年前に取得しています。
Cisco、Juniper、A10、F5等の設計/構築をした経験があり、ネットワークが得意です。
ネットワークの設計/構築を経験したことがありますが、基本的にはベンダーにシステム開発・運用を発注する側の仕事をしています。
なので、実際にAWSのマネージメントコンソール等を操作して構築した経験は、ほぼありません。
AWSを使ったビックデータ分析システムを3年間運用していた経験があります。
IAM、EC2、NW設定周りを触ったことがある程度で、RDS、Redshiftなど各種サービスについては触ったことがありません。
現在は2歳の娘がいるので、育児もあって、勉強期間は以下になります。
・平日は通勤時間(往復)の2時間のみ勉強
・土日は2~4時間の勉強
・勉強期間は約6カ月間かかりました
・受験回数は1回で合格しています。
・スコア:859/1000点でした。
AWS Certified Solution Architect Professional(SAP-C02)の試験時間などは以下の通りです。
・試験時間は3時間(180分)
・試験費用:3万円
・試験数:75問
・合格ライン:75%
※目安として18問まで間違えてよくて、57問以上は絶対正解する必要があります。
AWS Certified Solution Architect associate取得の記事はこちら↓
教材、学習サイト、参考書について
私は以下の教材を使って学習をしました。
・書籍:AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル
・学習サイト①
Udemy「【01版】AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル模擬試験問題集(全5回分375問)」
・学習サイト②
Udemy「Ultimate AWS Certified Solutions Architect Professional 2023」Stephane Maarek
・学習サイト③
Udemy「AWS Certified Solutions Architect Professional Practice Exam」Jon Bonso
・学習サイト④:AWS サービス別資料(AWS BLACK BELT ONLINE SEMINAR)
https://aws.amazon.com/jp/events/aws-event-resource/archive/?cards.sort-by=item.additionalFields.SortDate&cards.sort-order=desc&awsf.tech-category=*all
学習ステップは以下になります。
(1)
まず以下のサイトで試験の概要と試験に出題されるサービスの対象範囲を確認しました。
「試験ガイドをダウンロード 」から対象範囲が分かります。
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-professional/
サーバーワークスさんのホームページにてSAP-C01とSAP-C02の違いが書いていますのでわかりやすいです。
https://blog.serverworks.co.jp/sap-c02
新バージョンであるSAP-C02は、「2022/11/15」から開始されています。
私は勉強を2022年12月から始めて6月に取得していますので、新試験への対応も考慮する必要がありました。
(2)
次に書籍「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル」を読み、各種サービスの機能について学習しました。
ネットワークはよくわかっていたのでDXGW、TGWはすんなり理解できました。
模擬テストが1回分収録(75問)されていますので、問題集としての量は少ないですし、実際の試験問題に近い問題は少ないです。
ただ、教科書として読む分にはわかりやすいと思います。
(3)
次にStephane Maarek氏のpdf付きで、動画にてSAP-C02の解説が見れるUdemyを使いました。
英語なので、動画翻訳機能を使いました。
pdfは英語ですが、日本語翻訳で動画を見ればわかるようになっています。
この辺までで、各種サービスの細かい仕様や気にしておくべき機能について学びました。
こちらも教科書として扱う動画になりますが、こちらはSAP-C02に対応していますし、細かい機能面についても解説があり、ポイントを箇条書きで抑えてPDF化されているため、非常に有用です。
「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル」は不要でもいいと思いますが、こっちの教材でしか書かれてないようなわかりやすい表現もあったりするので、さっと一通り読むって意味ではUdemyと併用して使うといいと思います。
(4)
そしてブラックベルトの資料を一通り流し読みしました。
試験においては何が重要で、どこを覚えればいいんだろうって感じで読みましたが、どこが出そうか全然ピンっとこないです。
個人的には、見ないでもいいかもしれないですし、問題集を解く前に読んでもダラダラ読むだけになってしまい頭に入らないです。
ここを読んだからといって、試験における「問い」に対応できるかというとそうでもないし、
まずは問題集を読んで、こんなことを問われるんだと気づきを得てから、ブラックベルトを読むので良いと思います。
(5)
ここから問題集に手を付けています。
まずは、旧バージョンSAP-C01の問題集になっている「Udemy「【01版】AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル模擬試験問題集(全5回分375問)」
を解きました。
SAP-C01で古いVersionですが、SAP-C02でも同様の観点で問われる部分があるので、こちらの問題集での勉強も非常に役に立ちました。
SAP-C01とSAP-C02の問題の差については、サービスの機能差分を気にする必要はほとんどなく、出題される対象サービスの範囲が広がったため、SAP-C02で出題される対象サービスを勉強すればいいって感じです。
※サービスの機能差分について強いて言うなら、AuroraでもRDS Proxyが使えるようになっているので、SAP-C02の試験範囲に入っているだろうぐらいですかね。
問題集を解いてみると、教材を事前に読んだから解答できるわけでも無いなぁという感じで、ほとんどのテストで4~5割程度の正答率でした。
全5回分(375問)とボリュームが多いです。
全て初めて解く問題ばかりなので、実際の試験でも全く知らないことを問われたらどうしようと、不安になりました。
知識確認のための簡単な問いが入っているので、実際の試験より簡単なものも盛り込まれていますが、実際の試験に近い問題も取り扱っているので有用な問題集です。
(6)
最後にJon Bonso氏によるSAP-C02を扱っている英語の問題集「AWS Certified Solutions Architect Professional Practice Exam」を解きました。
英語は得意ではないので問題を解くにはGoogle 翻訳を駆使して、問題文、解説文を翻訳したものをテキストにコピペして何を問われている/何が試験で問われるのか、何が答えなのかを確認しました。
テキストにコピペしておいて、何度も見直せるようにしています。
「Udemy「【01版】AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル模擬試験問題集(全5回分375問)」と重複するような問題もいくつかありました。
全4回分(300問)とボリュームが多いです。
実際の試験に近い問題で、有用な問題ばかりなので、購入して損無しです。
(7)
最後に勉強サイトが色々なところにあります。
探してください。
ITの世界は英語が必須です。
以上、勉強教材のことになります。
何度も繰り返し問題をとき、要点をテキストにまとめるなどして知識を定着するように繰り返し繰り返し勉強をしました。
問題集は5~6回は解きなおししています。
ブラックべルトの資料は1度しか見てません。
書籍「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル」を3回程度、Stephane Maarek氏の資料を2回程度
見直したぐらいで、基本は問題集を解き、不明点をWebサイトで調べたりしました。
記憶の仕方(覚え方)は文字だけでなく、絵等を扱っているサイトを見たりすることで記憶に定着すると思いますし、同じサービス・機能の話でも解説/絵の表現の仕方が変わるだけで理解しやすかったりするので、様々なサイトで勉強するのをお勧めします。
試験を受けるときの気持ちは、同じような問いの問題が出て、初めて遭遇する問題が出ないことを祈って試験に挑みました。
実機で画面確認などは一切せずに挑んでいます。
前回アソシエイトを受験時は、TechStock(旧koiwa club)を使いましたが、今回は使いませんでした。
TechStockは利用できる期間が決まっているため、利用期間を過ぎると勉強ができません。
もし不合格になった後にも、勉強を継続する必要がでたらと考え、買い切りのUdemyを選択し、お金の無駄遣いにならないようにしました。
正直6か月間も同じ勉強をし続けるのには、かなりストレスでした。
知識定着が進んでくると、最後の1か月ぐらいは、早く資格とりたいって気持ちになりますが、焦らないで理解不足が無いか確認することが重要だなぁと思います。
7~8割は勉強してきた問題が出るものの、2割はわからない問題が出るぐらいのイメージでした。
まとめ
・ブラックベルトの資料は試験には直結しにくいので読まなくてOK。問題集で知識定着させた方が良い
・Udemyの教材はとても役に立つ
・繰り返し学習し、知識を定着させる。
Good Luck!!!!
ネットワークエンジニアを目指す方に向けて
ネットワークエンジニアを目指す方向けのオススメUdemy5選も掲載していますので、是非、ご一読ください。
コメント